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ラス恋
カテゴリー:イロドリ
ラス恋・ラス婚研究所 所長
2026年2月13日

なぜ今、中高年の恋はオープンに語られ始めたのか?川柳分析で読み解く「令和ミドルシニア」の恋愛観

なぜ今、中高年の恋はオープンに語られ始めたのか?川柳分析で読み解く「令和ミドルシニア」の恋愛観

第一回ラス恋川柳コンテストは、2,455作品もの応募をいただきました。SNS経由、アプリ経由、年齢や婚歴を問わず、本当に幅広い層の方々が「人生最後の恋」を五・七・五で表現してくださいました。

本記事では、受賞作品の詳細な解説と、2,455作品全体から見えてきた令和ミドルシニアの恋愛観を、ラス恋・ラス婚研究所 編集部の視点からお伝えします。

「ラス恋」ユーザーについて

アプリ経由で応募してくださった方々は、ラス恋で実際に恋活中のユーザーです。そのプロフィールから、「令和ミドルシニア」の実像が見えてきます。

年代構成

ラス恋ユーザーの中心は50代。60代、40代も多く、70代の方も恋活に積極的です。

50代が最も多い理由

  • 人生の転換期
  • 子育て終了で自分の時間が増える
  • 体力・気力ともに充実している年代

60代・70代のユーザーも多いことから、「人生100年時代、60代はまだ折り返し地点」という実感が表れています。

婚歴

ラス恋ユーザーの6割以上は、離婚経験者。人生経験を経て、もう一度パートナーを探す。これも令和ミドルシニアの恋のスタンダードと言えます。また、約1割が死別経験者です。配偶者を亡くした後も、新しい出会いを求める方がいらっしゃいます。

作品への思い入れ

アプリ経由の応募では、約7割の方が「作品の解説、エピソード」を任意記入されていました。単なる参加ではなく、想いを込めて応募してくださった方が多いのも特徴です。

受賞作品から見る5つの恋の形

受賞8作品と、類似作品の分析から、5つの「恋の形」が見えてきました。

①仕事・家庭優先の人生への振り返りと再出発

【最優秀賞】働いて 働いて恋 忘れてた(@KgtN1bNgEj21081さん ※X経由応募)

仕事や家庭を優先し続ける中で、私生活や恋愛を後回しにしてきた世代の実感を端的に表現した一句。人生を懸命に生きてきた時間の重みと、その先にある再出発への余白を感じさせます。

この作品が最優秀賞に選ばれた理由は、多くの中高年世代が共有する、ふとした瞬間に押し寄せる「人生の実感」をわずか17音で表現しているからです。

ラス恋・ラス婚研究所の調査では、恋活中の60代の88.7%が現役就業中(※)。定年を迎えても社会と関わり続ける世代が、今「自分の人生を取り戻す」フェーズに入っています。

ラス恋・ラス婚研究所「ミドルシニアの終活と恋愛・健康に関する意識調査(2025年)」

類似作品(実際の応募作品)

・働いて 働いてやっと 古希で婚機(@DnLBSh1J376ak61さん※X経由)

・忘れてた 異性にときめく その気持ち(匿名・40代男性・近畿地方)

・忘れてた 恋する気持ち ときめきを(マコさん・40代女性・関東地方)

・定年後 また手をつなぐ さんぽ道(@sato68531336さん※X経由)

「忘れてた」「やっと」「気づけば」という言葉が共通しています。長年、仕事や家庭を優先してきた人生の先に、「今から」始まる恋への期待が込められています。

②死別という喪失を経て、もう一度誰かと向き合う覚悟

【優秀賞】亡き妻の 想いを馳せて ラス恋に(mame022さん 男性・60代・中国地方 ※アプリ経由)

本人の背景ストーリー

「妻を亡くして3年。最期に『あなたは寂しがりだから、早く良い人を見つけてね』と言われました。思い出すたびに涙が出ますが、あの言葉に背中を押されてラス恋を始めました」

死別という大きな喪失を経て、再び誰かと向き合おうとする心情が静かに伝わる一句。悲しみと希望が共存する、大人の恋の象徴的な作品です。

ラス恋ユーザーの1割強が死別経験者。配偶者を亡くした後の恋活に臨んでいる方が一定数いらっしゃいます。死別後の恋活には、「故人を忘れるのか」「不謹慎では」という社会的な偏見や葛藤があります。

しかし本作品は、「故人を忘れるのではなく、その想いを胸に新しい一歩を踏み出す」という前向きな選択を示しています。

類似作品(実際の応募作品)

・ラブレター 妻へ最後の 遺言書(@KgtN1bNgEj21081さん※X経由)

・君偲ぶ 三度目の春 九段下(@henkutsuyaTweetさん※X経由)

故人を「忘れる」のではなく「偲びながら」前を向く。これが、令和ミドルシニアの死別後の恋ではないでしょうか。

③家族の中で語られ始める「母の恋」「親の恋」

【優秀賞】娘にも 母のラス恋 見せたくて(ゆかりんさん 女性・50代・東北地方 ※アプリ経由)

本人の背景ストーリー

「シングルマザーとして娘を大学まで育て上げました。先日、その娘が結婚式を挙げて、『お母さんも幸せになって』と言われたんです。母である前に、一人の女性として恋をする姿を見せたいと思いました」

母としての人生と、一人の女性としての人生が重なり合う瞬間を描いた一句。家族の中で恋が語られ始めている現実を映し出しています。ラス恋・ラス婚研究所の調査では、51.2%が「恋活アプリ利用について子どもに話している、または話したい」と回答(※)。

中高年の恋が、もはや「隠すもの」ではなく、家族の話題として共有され始めている証拠です。

ラス恋・ラス婚研究所「40〜80代ユーザーを対象としたラス婚における消費に関する意識調査(2025年)」

応募作品でも、「子ども」が280作品(11.4%)に登場。家族との関係性の中で恋を捉える作品が確実に存在しています。

類似作品(実際の応募作品)

・息子たち 応援してね 母の恋(匿名・40代女性・近畿地方)

・家族から 勧められたよ ラス恋だ!(華屋与兵衛さん・50代女性・関東地方)

・お互いに 孫連れデートは おままごと(@DnLBSh1J376ak61さん※X経由)

子どもに「応援してね」と言える関係。孫と一緒にデートする姿。これが、令和ミドルシニアの家族観です。

④大人世代ならではのユーモアと達観

【優秀賞】早いです デート時間も 解散も(@oinusama09さん ※X経由応募)

限られた時間の中で出会いを重ねる、大人世代ならではの現実をユーモラスに描いた作品。軽やかさの中に、人生経験に裏打ちされた達観が見られます。仕事や家庭がある大人だから、デート時間は限られている。でもその限られた時間を、大切に重ねていく。

応募作品全体で「年齢」「白髪」「老い」などをテーマにした作品は117件(4.8%)。

若作りせず、ありのままで恋をする。これが令和ミドルシニアのスタイルです。

類似作品(実際の応募作品)

・老いし手に まだ灯るもの 最後の恋(匿名・50代男性・四国地方)

・還暦かぁ… 素直に『老春』 楽しみます!(まんまるまる子さん・60代女性・関東地方)

・老いらくの 恋がグツグツ 煮えてゆく(@shuranquuさん※X経由)

・越す老いる 並べ替えれば 恋をする(@lMb0WBS5Zi44155さん※X経由)

・惚けなのか 惚れたのか謎 老いの恋(@kannjyukukinokoさん※X経由)

「老いらくの恋」「老春」という言葉。年齢をネガティブに捉えず、むしろユーモアに変える。これが、大人の強さだと感じました。

⑤ 純粋に「恋をしたい」「ときめきたい」という願い

【審査員特別賞より3作品】

ハルメク賞:指先で キミと編み込む 恋の糸(ケンケンさん 男性・40代・関東地方)

白戸ミフル賞:ラス恋が 伸ばす寿命と 顔の皺(@nHHB983rO1oLW1Dさん※X経由)

梅宮アンナ賞:手を握り ああ、これなのね しわあわせは(@nakatu_takayaさん※X経由)

3作品に共通するのは、「恋をすることで人生が前向きになる」という実感。

ラス恋・ラス婚研究所の調査では、

・74.1%が「恋をして前向きな変化を感じた」

・87.6%が「恋をすると健康寿命が延びると思う」

と回答(※)。

恋が、人生後半のエネルギーになっている証拠です。

ラス恋・ラス婚研究所「ミドルシニアの終活と恋愛・健康に関する意識調査(2025年)」

応募作品でも「ときめき」「夢」「希望」「幸せ」など前向きな言葉が多数見られました。

類似作品(実際の応募作品)

・ときめきの 夢掴む恋 我が人生(コダさん・50代男性・中国地方)

・現実を見ているつもりが夢を追い(匿名・60代男性・近畿地方)

・ラス恋で諦めるなよ夢を持て(匿名・50代男性・近畿地方)

・通知待つ 今日もひとりで 夢を見る(@19la988tXNJckさん※X経由)

「もう一度」「また」「諦めるな」という言葉。人生後半だからこそ、恋を「今から」始める。令和ミドルシニアのポジティブな姿勢が垣間見えます。

特別審査員が見た「ラス恋」

ハルメク賞:梅津順江さん(ハルメク 生きかた上手研究所 所長)

【受賞作品】指先で キミと編み込む 恋の糸(ケンケンさん 男性・40代・関東地方)

梅津さんが着目されたのは、「スマホの指先から始まる現代的な出会い」と「人生を重ねてきた二人が、急がずほどきながら関係を編み直していく」という二重の意味。

「驚くほど繊細で情緒に満ちた一句。大人ならではの慎重さや温もり、ときめきや物語を、わずか十七音に美しく凝縮した作品です」(講評より)

HALMEK upはこちら

ハルメク読者層(50-70代女性)の取材を重ねてこられた梅津さんならではの視点。「人生後半の恋は速さよりも"過程"を大切にする」という指摘は、まさに令和ミドルシニアの恋の本質です。

白戸ミフル(タミフル)賞:健康と美を支える恋の力

【受賞作品】ラス恋が 伸ばす寿命と 顔の皺(@nHHB983rO1oLW1Dさん※X経由)

「恋することで健康になり美しくなる。と言い切っても過言ではない」(講評より)

ステージ4乳がんサバイバーで美容家でもあるタミフルさんが、「恋(トキメキ)が健康にいい」という視点で選出。

87.6%が「恋をすると健康寿命が延びると思う」というデータと、タミフルさんご自身の体験が重なる選評。恋が美容や健康につながる、という視点も含めた作品です。

白戸ミフルさん連載はこちら

菊乃賞:恋愛婚活コンサルタントが選ぶ「背中を押す一句」

【受賞作品】思い出す 暇があるなら 勇気出す(@43soahcさん※X経由応募)

年齢を重ねるほど、人は"変えられないこと"に目が向きやすくなり、「若くないから」「タイミングが悪かったから」と、ついできない理由を探してしまいがち

恋愛婚活コンサルタントとして多くのクライアントと向き合ってきた菊乃さんならではの視点。「過去を振り返って動けない人」に対する、プロの的確なメッセージが込められた選評です。

梅宮アンナ賞:「しわあわせ」という言葉遊び

【受賞作品】手を握り ああ、これなのね しわあわせは(@nakatu_takayaさん※X経由)

手を握るだけで、「ああ、幸せだな」と感じられる瞬間。人生を重ねた今だからこそ、その温もりの尊さが分かる気がします。

「しわ」と「幸せ」を掛け合わせた「しわあわせ」。年齢を重ねた手を握り合う瞬間の幸せを、言葉遊びで表現した秀作です。

梅宮アンナさん独占インタビューはこちら

マッチングアプリならではの恋

応募作品の中で、179作品(7.3%)が「いいね」「マッチング」「アプリ」などをテーマにしていました。マッチングアプリが、中高年の恋活手段として定着しつつある証拠です。

嬉しさの 重みが違う いいねボタン(ゆうきさん・50代男性・近畿地方)

若い世代の「いいね」とは違う、大人ならではの重み。今改めて「いいね」という一つの好意を寄せてくれたお相手との出会いを大切にする姿勢が伝わります。

・ラス恋が人生変えるアプリだな(さくちゃんさん・40代男性・関東地方)

アプリを使って実際に人生が変わった実感。これが、ラス恋が目指す世界です……!

【その他のアプリ体験作品】

・片思い恥ずかしながらイイね押す(匿名・50代男性・近畿地方)

・返事を 待つも送るも アオハルだ(らすかるさん・50代男性・関東地方)

・スワイプで 恋を探して 胸踊る(@19la988tXNJckさん※X経由)

ドキドキしながら「いいね」を押す。通知を待つ。メッセージを送る。これらはすべて、年齢に関係なく、「恋をしている」という実感です。

なぜ今、中高年の恋がオープンに語られ始めているのか

今回の2,455作品を読み進める中で、私たちが強く感じたのは、「恋そのもの」以上に、「恋を語ること」への抵抗が薄れている、という変化です。

かつて中高年の恋は、「いい年をして」「子どもがいるのに」といった社会的な視線とともに語られてきました。ときに隠され、ときに冗談として処理され、本音として正面から語られることは多くなかったのではないでしょうか。

しかし今回の川柳では、

・子どもに応援される母の恋

・亡き配偶者を偲びながら踏み出す一歩

・老いをユーモアに変える姿勢

・仕事と両立する現役世代のときめき

といったテーマが、ごく自然な言葉で表現されています。

ここには、一つの転換が見えます。令和のミドルシニア世代は、「老後の静かな余生」を前提にした価値観ではなく、人生後半も主体的に選択し続ける「生涯現役世代」です。

平均寿命が延び、就業期間も延び、家族の形も多様化する中で、人生後半の恋は例外的な出来事ではなく、これからの人生をどう生きるかという意思表示の一つになりつつあります。

川柳は短い表現ですが、そこに込められた言葉の選び方からは、中高年の恋が「若さの代替」ではなく、「これからの人生の再構築」として捉えられている様子が読み取れます。

中高年の恋は過去を取り戻す行為ではなく、これまでの人生を受け入れたうえで、もう一度前に進むための選択であることを、はっきりと映し出していました。

ラス恋・ラス婚研究所は、これからもデータと実際の声を通じて、人生後半の恋が自然に語られる社会の実現を目指してまいります。これからもぜひ、あなたの「ラス恋」を聞かせてください。

ラス恋・ラス婚研究所

ラス恋運営事務局よりメッセージ

ラス恋・ラス婚研究所では、ユーザーさん同士の交流やサービス改善を目的とした座談会・オフ会を定期的に催しています。座談会を通じていただいた声から追加された機能もたくさんあるんです!

参加費は完全無料ですので、ミフルさんのレポートを御覧いただき次回のイベントが気になる!という方は、ぜひ以下のボタンからラス恋をダウンロードしてお待ちください!

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