
マッチングアプリは便利な出会いの場である一方で、詐欺や個人情報悪用、ストーカー被害などの深刻なリスクが潜んでいます。
本記事では、マッチングアプリで遭遇する可能性がある7つの具体的な危険性と、危険なユーザーを見抜くポイント、安全に利用するための実践的な対策方法を詳しく解説します。被害に遭った際の適切な対処法も含めて、マッチングアプリを安心して活用するために必要な知識をすべてお伝えします!
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マッチングアプリの危険性が社会問題となる理由

2012年から2014年にかけて、現在でも主要なサービスである「Omiai(オミアイ)」「Pairs(ペアーズ)」「tapple(タップル)」などが相次いでサービスを開始しました。加えて「with(ウィズ)」は2015年にスタートしています。主要調査では、2012年前後の“インターネットでの出会い”は一桁台でしたが、2023年に結婚した人では「婚活サービス経由」が15.3%、そのうちネット系が過去最高に伸びています。
現在ではマッチングアプリは多くの人にとって身近な出会いの手段となりましたが、それと同時に様々な危険性も指摘されるようになったのです。市場の成熟に伴い、アプリ側の安全機能は拡充されつつありますが、悪意ある利用者の手口も巧妙化しているため、ユーザー自身のリテラシーと具体的な予防策の理解が欠かせません。まずは実態と典型手口を把握することで、日々の利用で取るべき行動が明確になります!
利用者急増に伴うトラブル件数の増加

ある調査では、利用者の半数以上がマッチングアプリで何らかのトラブルや困った経験をしたと回答している状況です。国民生活センターに寄せられる相談の中でも、マッチングアプリで出会った相手から投資話を持ちかけられる「ロマンス投資詐欺」に関する相談件数は、2023年度には1,500件を超えるなど高水準で推移しており、依然として深刻な問題です。
相談の具体例には、連絡先の早期移行を迫られた後に投資サイトへ誘導されるケースや、恋愛感情を利用されて高額な送金を繰り返し求められるケースが含まれます。被害は経済的損失にとどまらず、長期の心理的ダメージや対人不信につながることも多く、早期の気づきと第三者相談が重要です。
アプリ内の通報・ブロック機能を適切に使えるよう、各サービスが提供する安全ガイドを事前に確認しておくことも効果的です。
SNS型投資詐欺が増加

特にSNS型投資詐欺の被害は急増しており、警察庁の発表では2023年の被害額は約278億円、被害件数は2,271件にのぼるなど、驚異的な増加を示しています。この数字は、マッチングアプリの利用者増加と犯罪件数の増加が密接に関連していることを示唆しています。
これらのデータは、単にアプリの利用者が増えただけでなく、悪意のあるユーザーもそれに比例して増加していることの裏付けと言えるでしょう。
実際には、SNSやメッセージアプリと偽の投資サイトが連動して使われるケースが多く、プラットフォームをまたいだ防御が必要です。普段から外部リンクの真偽を疑い、公式ドメインかどうかの確認、短縮URLの展開、アプリ内での完結を徹底するなど、具体的な行動を積み重ねることで被害を抑止できます。
利用者満足度はコスパ面で高め

一方で、利用者満足度調査を見ると、女性が最も満足しているのは「コスパ(費用対効果)」で、半数以上が肯定的な回答をしています。基本的にマッチングアプリは女性の利用料金が無料のものが多く、費用面での満足度が高い結果となりました。
しかし、不満を感じる点で最も多かったのは「安全性」であり、利用者の3人に1人以上が安全面に不安を感じているという現状が浮き彫りになっています。安全性への不安は、プロフィールの真偽や相手の背景が見えづらいこと、早期の連絡先移行や金銭要求など、具体的な行動の中で高まる傾向があります。
こうした不安に対しては、本人確認の有無や通報体制など、サービス側の仕組みを比較して選ぶことが有効です。さらに、ユーザー側も初期設定でプライバシー項目を見直し、公開範囲を最小限に調整することが推奨されます。
被害事例の多様化

マッチングアプリに関連した犯罪は年々複雑化・多様化しています。恋心を利用し金銭をだまし取る「国際ロマンス詐欺」、投資話を持ちかける「投資詐欺」、飲食店や風俗店に誘導する「ぼったくり被害」、そして「セクハラなどの性的被害」といった具合に、手口の種類が非常に豊富になっています。近年はAI生成画像やディープフェイク、偽決済画面や収益ダッシュボードの捏造など、技術を悪用した信頼獲得の手段も目立っています。
また、複数人が役割分担して被害者を囲い込む組織的手口も確認され、単独犯と比べて見極めが難しくなっています。こうした状況では、単発のチェックリストだけでなく、継続的に警戒心を保つ「運用」の視点が欠かせません。
信頼関係を築かれた後に騙されることも...

従来の出会い系サイトでの被害とは異なり、現在のマッチングアプリでは恋愛感情を巧みに利用した長期的な詐欺手法が主流となっているのが特徴的です。被害者は相手への好意や信頼関係を築かれた後に騙されるため、被害額も高額になりやすく、精神的なダメージも深刻になる傾向があります。
特に「少額の成功体験を演出してから高額要求へ移行する」「家族や病気、事故を口実に同情心を引き出す」といった心理操作が頻繁に用いられます。対策としては、金銭・投資・副業の話題が出た時点で一線を引く、第三者に相談する、証拠を保存するなど、感情に流されない行動基準を持つことが有効です。
被害の種類 | 主な手口 | 被害者の特徴 |
---|---|---|
国際ロマンス詐欺 | 外国人を装い恋愛感情を利用 | 女性に多い |
投資詐欺 | 暗号資産やFX投資を勧誘 | 高収入者をターゲット |
デート商法 | 高額商品の購入を強要 | 恋愛経験の少ない人 |
性的被害 | 身体目的での接近 | 年齢層問わず |
さらに、マルチ商法をはじめ、大規模な勧誘や詐欺にマッチングアプリが使われた事件もあります。これらの被害は単発的なものではなく、組織的な犯罪グループによる計画的な活動が背景にあることも多く、被害の規模や深刻度が増している状況です。
こうした現状を受けて、マッチングアプリの安全性向上は社会全体で取り組むべき課題として認識されるようになりました。自治体や消費者庁、警察といった公的機関、決済・通信事業者、プラットフォーム運営者の連携が徐々に進み、偽サイトや偽アプリの遮断、決済の不正検知の高度化といった対策が強化されています。利用者としては、こうした外部の支援策があることを知り、困った際に迷わず頼れるよう連絡先や手順を把握しておくと安心です!
マッチングアプリで遭遇する可能性がある7つの危険性

マッチングアプリは多くの人にとって新たな出会いの場となっていますが、便利な反面、さまざまな危険性も潜んでいることを理解しておく必要があります。恋愛や婚活を目的としたアプリで知り合った相手から投資話を持ちかけられたり、高額な商品を購入させられたりするケースが後を絶ちません!
警察庁の発表では、2023年におけるSNS型ロマンス詐欺の被害件数は1,575件、被害総額は約177億円に上ります。これらのリスクを事前に知っておくことで、被害を未然に防ぐことができるでしょう。
各項目では、見極めのポイントと初動対応を整理し、日常的に実践しやすい形で提示します。チェックリストとして繰り返し参照し、状況に応じて必要な部分だけ取り出して使えるようにしておくと、実効性が高まります。
偽プロフィールによる詐欺の危険性

マッチングアプリで最も多く発生している問題の一つが、偽のプロフィール情報を使った詐欺行為です。プロフィールの情報が事実と違っていたというケースは多く、年齢や職業などの嘘が大きな問題になっていくのは、真剣な交際を考え始めたタイミングです。詐欺師は魅力的な写真や経歴を使って相手を騙し、実際には全く異なる人物である場合が多く見られます。
最近では、インターネットで拾った他人の画像や、AIで生成した架空の人物の画像を悪用し、全くの別人になりすまして金銭をだまし取るケースも増えています。特に外国人の美男美女の写真を使用したり、有名人の写真を悪用したりするケースも報告されています。このような詐欺では、相手が実在しない人物であるにも関わらず、親密な関係を築いたように見せかけて金銭を要求してきます。
見極めのポイントとしては、プロフィール写真があまりにも完璧すぎる場合や、複数の写真で背景や撮影時期が明らかに異なる場合は注意が必要になります。また、ビデオ通話を頑なに拒否したり、AIによるディープフェイク映像を使っている不自然さが感じられたり、実際に会うことを避けたりする相手には警戒心を持つことが大切です。疑念が生じたら、アプリ内での通報とブロックを同時に行い、やり取りのスクリーンショットを保存しておくと、後の対処がスムーズになります。
金銭を狙った投資勧誘リスク

近年急増しているのが、マッチングアプリで親密な関係を築いた後に投資話を持ちかける手口です。特に仮想通貨(暗号資産)やFX、株式投資などの話が多く、「必ず儲かる」「短期間で利益が出る」などの甘い言葉でターゲットを信用させます。これらの投資詐欺は、恋愛感情を利用して被害者を騙す巧妙な手口となっています。
以前は、マッチングアプリなどの出会い系サービス以外で投資詐欺が行われるケースが多く、裕福な高齢者が主なターゲットでしたが、最近ではマッチングアプリで出会った相手に投資を勧め、好意を抱かせた上で送金させるケースも増えています。詐欺師は最初に小額の利益を演出し、信頼を得た後で大きな金額を要求する段階的な手法を取ることが多いです。
詐欺の段階 | 手法 | 被害者の心理 |
---|---|---|
信頼関係構築期 | 恋愛感情を育て、投資に成功している話をする | 相手への信頼と投資への興味 |
小額投資期 | 少額投資で実際に利益を出して見せる | 投資への確信と期待 |
大額投資期 | 「大きなチャンス」として高額投資を勧誘 | 過信と欲望による判断力低下 |
FXでの取引など、比較的簡単な投資で一度儲かる成功体験をさせ、2回目以降に大金を振り込ませる、または預けた途端に連絡がつかなくなるのが典型です。最近では現金よりも、追跡が難しい暗号資産を騙し取られる事件が多発しています。
アプリ外へ誘導するリンクやQRコードの提示、第三者の「投資の先生」への橋渡しなど、段取りが整っている場合は要注意です。
個人情報の不正利用危険性

マッチングアプリでは登録時に多くの個人情報を入力する必要があり、これらの情報が悪意のある第三者によって不正利用される危険性があります。個人情報の入力や身分証明書の提出は、本来、利用者同士が安全に使えるように運営会社が実施している対策ですが、これらの情報が狙われて会員情報の一部が流出する事例も過去には発生しています。
過去には大手マッチングアプリでも情報漏洩事件が発生しており、例えば大手マッチングアプリの「Omiai」では、2021年に不正アクセスにより約170万件分の個人情報が漏えいする事件がありました。このような情報漏洩は運営会社のセキュリティ体制の問題だけでなく、利用者自身も個人情報の管理に注意を払う必要があることを示しています。
個人情報の不正利用は、単なる情報漏洩にとどまりません。詐欺師は、結婚するつもりがないにも関わらず、相手と真剣な関係を築いた後に、「結婚の手続き」や「旅行の予約」などを口実に住所やクレジットカード情報などの個人情報を聞き出し、その情報をもとに様々な詐欺を働きます。
このように恋愛関係を装って個人情報を収集し、なりすましやクレジットカードの不正利用などの二次被害を引き起こす場合もあります。提出先を正規フローに限定し、アプリ外での書類送付やID画像共有は避けましょう。
商品購入を強要されるリスク

マッチングアプリで出会った相手から、高額商品の購入を迫られる被害も増加傾向にあります。これは一般的に「デート商法」と呼ばれる手口で、恋愛感情を利用して商品やサービスの購入を強要する詐欺行為です。マッチングアプリで知り合った相手と高級エステ店やぼったくりバーを訪れ、数十万から数百万ほどの高額な料金の支払いをさせられる事件も起きています。訪問した店と詐欺師が共謀している場合もあり、持ち合わせがない場合はATMまで店員が同行し、お金を引き出させる悪質なケースもあります。
このような商法では、相手との関係を深めた段階で「特別な商品がある」「今だけの限定価格」などと言って商品購入を勧めてきます。宝石やアクセサリー、化粧品、健康食品、投資関連商品など、様々な商品が対象となっており、相手への好意や信頼を利用して断りにくい状況を作り出すのが特徴です。
特に注意すべきなのは、初回のデートでコンセプトカフェや高級エステサロンなどに連れて行かれるケースです。事前に料金体系を確認せずに利用し、後から法外な料金を請求される場合があります。また、断ろうとすると相手が態度を急変させたり、感情的になったりすることもあるため、このような状況に遭遇した場合は毅然とした対応が重要になります。金額や契約内容がその場で決まる提案は一度持ち帰ること、サインや支払いは即断しないことが防御線になります。
つきまとい行為の危険性

マッチングアプリでの出会いは気軽さがある反面、相手の素性が分からないことから、つきまといやストーカー行為の被害に遭うリスクもあります。最初は普通のやり取りをしていても、関係が進展しない場合や交際を断った際に、相手が執拗につきまとい始めるケースが報告されています。
つきまとい行為は段階的にエスカレートすることが多く、最初は頻繁なメッセージ送信から始まり、電話での接触、職場や自宅周辺での待ち伏せ、SNSでの監視行動などに発展する可能性があります。特にマッチングアプリでは相手に職場や生活圏の情報を教えてしまうことがあるため、その情報を悪用されるリスクがあります。
このような被害を避けるためには、相手との関係が浅い段階では詳細な個人情報を教えないことが重要です。また、相手の行動に違和感を感じた場合は早期に距離を置き、必要に応じて運営会社への通報や警察への相談を検討することが大切になります。継続的な嫌がらせや脅迫的な行為については、ストーカー規制法に基づく対処も可能です。SNSの公開範囲を絞り、位置情報の自動付与を無効化するなど、日常の設定見直しも効果があります。
性犯罪に巻き込まれるリスク

マッチングアプリでの出会いにおいて最も深刻なリスクの一つが、性犯罪に巻き込まれる危険性です。相手の素性や意図が完全には分からない中での対面は、思わぬ危険を招く可能性があります。特に初回のデートでは、相手の本当の性格や目的が見えにくく、被害に遭うリスクが高くなります。
このような犯罪では、相手が最初から犯罪を目的としている場合と、デートの流れの中で犯行に及ぶ場合があります。前者では、偽のプロフィールを使って獲物を探し、人目につかない場所でのデートを提案してくることが多く見られます。後者では、アルコールを勧めて判断力を低下させたり、密室空間に誘い込んだりする手口が使われることがあります。
危険なサイン | 具体例 | 対処法 |
---|---|---|
場所の提案 | 人里離れた場所、個室、相手の自宅 | 公共の場での待ち合わせを提案 |
飲酒の強要 | 大量のアルコール摂取を勧める | 飲酒量をセルフコントロール |
急激な関係進展 | 初対面で身体的接触を求める | 明確に意思表示し断る |
被害を防ぐためには、初回のデートは必ず人が多い公共の場所を選び、友人や家族にデートの予定を伝えておくことが重要です。
また、相手の提案に違和感を感じた場合は、無理に合わせる必要はなく、自分の安全を最優先に考えて行動することが大切になります。夜間の移動経路を事前に確認し、帰宅手段を確保しておくことも安心につながります。
結婚を餌にした詐欺の危険性

結婚願望を持つ利用者を狙った結婚詐欺も、マッチングアプリで頻発している危険な犯罪の一つです。例えば、SNSで知り合った外国籍を名乗る男と一度も会わないまま結婚を約束し、「仕事のトラブルで金が必要だ。立て替えてくれないと警察に捕まる」などと嘘を言われ、信じた女性が指定された口座に多額の現金を振り込んでだまし取られるといった事例が実際に発生しています。
このような結婚詐欺では、詐欺師が最初から結婚する意思がないにも関わらず、真剣な交際や結婚を装って相手の信頼を得ます。そして関係が深まった段階で、「結婚資金が必要」「家族の医療費が必要」「仕事のトラブルで一時的にお金が必要」といった理由でお金を借りようとします。一度お金を渡してしまうと、さらに追加の理由をつけて継続的に金銭を要求されるケースが多く見られます。
過去には、マッチングアプリで出会った相手から高額の金銭をだまし取ったとして摘発された事例も報じられています。このケースでは、「大学時代の奨学金を返済したい」などと嘘をつき、多数の被害者から金銭を引き出していました。
結婚詐欺を見抜くポイントとしては、連絡を取り始めてすぐ熱烈なアプローチをしてきていないか、出会って間もないうちに結婚や将来の話をしてきていないかを注意深く観察することが重要です。また、実際に会うことを避けたり、金銭的な話題が頻繁に出てきたりする場合は、詐欺の可能性を疑う必要があります。真剣な交際であれば、お互いの経済状況を理解し合い、一方的な金銭的負担を求めることは通常ありません。必要に応じて第三者の冷静な意見を挟み、焦らず時間をかけて見極めましょう。
危険なユーザーを見抜くポイント

マッチングアプリで安全に出会うためには、危険性を正しく理解し、対処法を把握しておくことが重要です。危険なユーザーにはさまざまな特徴があり、これらを事前に知ることで被害を未然に防ぐことができます。
真剣な出会いを求める人たちが多い中、一部の悪意あるユーザーが潜んでいることを理解して、慎重にマッチング相手を見極めることが大切です。
プロフィール写真で分かる危険サイン
危険サイン | 詳細な特徴 | 対処法 |
---|---|---|
過度な加工 | 体型やパーツを加工や角度でごまかした写真をプロフィールにしています | 自然な表情の写真がない場合は避ける |
ブランド品のアピール | プロフィール写真でお金持ちアピールしてくる | 高級品ばかり写っている写真は疑う |
写真枚数の不自然さ | 1枚のみ、または全て似たような角度 | 複数の自然な写真がない相手は慎重に判断 |
女性のプロフィール写真は、ほぼ全部が加工されたものです。写真から危険性を判断するにはいくつかの重要なポイントがあります。まず、異常に美しすぎる写真ばかりを掲載している場合は注意が必要です。プロフィール写真が美男美女である場合、悪質な業者や詐欺師の可能性があります。
特に以下の特徴がある写真には警戒しましょう。
その男性と会うことで、写真のような贅沢な経験ができると匂わせてくるのです。豪華な生活を演出した写真は、相手を誘惑するための道具として使われている可能性があることを覚えておきましょう。
自己紹介文の要注意ワード
自己紹介文には、その人の真の目的や性格が表れることがあります。以下のようなワードや表現が含まれている場合は注意が必要です。
金銭に関する表現や投資話が自己紹介文に含まれている場合、FXや株式などの投資関係の詐欺やマルチ商法、宗教関係や風俗業者からの勧誘を目的としている可能性があります。「副業」「投資で成功」「自由な生活」などのワードには特に警戒しましょう。
また、以下のような特徴も危険のサインとなります:
- 異常にポジティブすぎる表現の多用
- 具体性に欠ける曖昧な職業記載
- すぐに会いたがるような急かす表現
- 連絡先をプロフィールに直接記載
- 他のサイトやアプリへの誘導を匂わせる内容
真剣な出会いを求める人の自己紹介文は、自然で具体的な内容になっているものです。不自然に完璧すぎる内容や、営業的な表現が多い場合は慎重に判断することが重要です。
やり取りで見極める方法
危険な兆候 | 具体例 | 安全な対応 |
---|---|---|
急かす態度 | マッチング後すぐに会うことを提案する | 十分にやり取りしてから判断する |
個人情報を求める | 本名、住所、勤務先をすぐに聞いてくる | 信頼関係が築けるまで教えない |
外部への誘導 | 金銭に関する話やURL・QRコードを利用した誘導 | 怪しいリンクは絶対にクリックしない |
早い段階で連絡先を交換してくる場合、危険性の高いユーザーである可能性が高いでしょう。メッセージのやり取りの中で相手の本性を見抜くことができる重要なポイントがいくつかあります。
まず、やり取りの頻度やペースに注目しましょう。やり取りは最小限ですぐに会いたがる場合は要注意です。真剣に恋愛や結婚を考えている人であれば、お互いをよく知るために時間をかけてメッセージ交換をするものです。
気の合いそうな相手や魅力的な異性とマッチングしたとしても、金銭に関する話やURL・QRコードを利用した誘導などがあった場合はやり取りを中止したほうが無難です。また、タダ飯目的の女性であれば、この会話が出た時点でブロックしてきます。という特徴もあるため、デート費用について話し合うことも相手の真意を見極める有効な方法です。
相手の返信内容がテンプレート的で個性がない場合や、質問に対して的外れな回答が続く場合も注意が必要です。業者やサクラは複数の相手とやり取りをしているため、個別の会話に集中できていない可能性があります。自然で心のこもったやり取りができる相手かどうかを慎重に見極めることが、安全なマッチングアプリ利用の鍵となります。
信頼性の高いマッチングアプリの特徴

マッチングアプリの利用者数が急増する中、安全で信頼できるアプリを選ぶことがトラブル回避の第一歩となります。悪質なアプリや運営体制の不十分なサービスも存在するため、事前にしっかりとチェックすることが重要です。
適切な運営会社が管理し、充実したセキュリティ機能を備えたアプリを選択することで、安心して婚活や恋活を進められるでしょう。
運営会社の信頼性チェック方法
チェック項目 | 確認方法 | 信頼性レベル |
---|---|---|
上場企業による運営 | 公式サイトの会社概要 | 高 |
インターネット異性紹介事業届出番号 | 公式サイトの下部に記載 | 必須 |
プライバシーマーク取得 | 公式サイトのマーク表示 | 高 |
TRUSTe認証 | 公式サイトのマーク表示 | 高 |
運営会社の知名度もアプリの信頼性に関わります。上場企業や有名な大手企業であれば、アプリの信頼性も高いと言えるでしょう。
大手企業や上場企業が運営するアプリは、コンプライアンス体制が整備されており、個人情報の取り扱いにも細心の注意を払っているケースが多いです。
マッチングアプリを運営するためには、警察へ「インターネット異性紹介事業届出」の申請をし、受理されなくてはいけません。そして、受理番号を掲載する必要があります。公式サイトの最下部やアプリストアの説明文に、この届出番号が明記されているかを必ず確認してください。
プライバシーマーク(TRUSTeなど)があり、個人情報の保護に関して気をつけている企業なのか、合わせて確認しましょう。このプライバシーマークの取得には条件があり、さらに高額な費用もかかるため、個人運営のマッチングアプリでは取得が難しいものです。このような第三者機関による認証は、運営会社が安全性にコストをかけている証拠でもあります!
セキュリティ機能の確認ポイント
本人確認の厳格さは、信頼できるマッチングアプリを見分ける最も重要な要素の一つです。業界トップクラスの厳格な本人確認です。マイナンバーカードのICチップ認証や、金融機関レベルのオンライン生体認証システムを導入し、身分証と本人の顔を照合することで、悪質な「なりすまし」を徹底的にブロックします。
ほとんどのマッチングアプリでは、登録時やメッセージ送信の段階などで、年齢確認を実施しています。運転免許証や健康保険証パスポートなど、公的証明書の提出が必須です。年齢確認だけでなく、より高度な本人確認システムを導入しているアプリほど、偽プロフィールやなりすましのリスクを抑制できています。
セキュリティ機能 | 効果 | 実装状況の確認方法 |
---|---|---|
公的証明書による本人確認 | なりすまし防止 | 登録時の手順で確認 |
生体認証システム | 高精度なりすまし防止 | 公式サイトの機能説明 |
24時間監視体制 | 不審ユーザー排除 | 安全対策ページで確認 |
通報・ブロック機能 | 迅速なトラブル対応 | アプリ内機能で確認 |
月額定額制課金 | サクラ排除 | 料金体系で確認 |
24時間365日の監視体制も重要な安全機能です。運営への通報制度も整っており、サクラのような怪しいユーザーはすぐに報告されるでしょう。不審なユーザーが発見された場合、迅速に調査や対応が行われる体制が整っているアプリを選ぶことが大切です。
スクショができないシステムを導入していたり、個人情報の取り扱いで対三者機関の認証を得ていたりと、安全性の高いアプリを選ぶのがおすすめです。プロフィール写真の無断保存防止機能や、メッセージ履歴の暗号化なども、プライバシー保護の観点から重要な機能となっています。
多くのマッチングアプリは月額定額制で課金要素がありません。サービスをどれだけ利用しても支払う金額が変わらないため、運営会社にとってサクラを雇う意味はないと考えられます。ポイント制ではなく月額定額制を採用しているアプリは、運営側にサクラを雇うメリットがないため、より安全性が高いと判断できるでしょう!
マッチングアプリを安全に使うための実践的対策

マッチングアプリで出会いを探すことが当たり前の時代になったとはいえ、安全に利用するためには適切な対策を講じることが何より重要になります。様々な危険性があるマッチングアプリですが、正しい知識と対策により、多くのトラブルを回避できます。
適切な予防策と注意点を知ることで、素敵な出会いへの扉を安全に開くことができるのです。ここでは具体的な実践方法を詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
アカウント設定での安全対策

まず最初に重要なのは、アカウントの設定段階で安全性を高めることです。プロフィールの作成時には、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
個人情報の適切な管理が最も基本的な対策となります。ほとんどのアプリはニックネームで使用でき、本名や住所などが他人に公開されることはありませんが、プロフィール文章の中で自分を特定されやすい情報を記載しないよう注意しましょう。勤務先の具体的な会社名や、住んでいる地域を特定できるような詳細な情報は避けることをおすすめします。
写真の選び方にも配慮が必要です。自撮り写真は自然な印象を与えますが、背景に自宅の特徴的な部分が写っていないか確認してください。また、制服や会社のロゴが入った服装での写真は避けた方が安全でしょう。清潔感のある写真を選びつつも、個人が特定される要素を排除することが大切です。
プライバシー設定も見落としがちですが重要な要素です。多くのアプリでは、Facebook連携機能やGPS機能による距離表示などがありますが、これらの設定を必要以上に開放しないよう気をつけましょう。友達に身バレしたくない場合は、該当する設定を適切に調整することをおすすめします。
メッセージ交換時の注意事項
要注意サイン | 具体例 | 対処法 |
---|---|---|
すぐに連絡先を求める | 初回メッセージでLINE交換を提案 | 十分な信頼関係を築くまで断る |
投資や副業の話題 | 「簡単に稼げる方法がある」などの勧誘 | 即座に連絡を断つ |
外部サイトへの誘導 | 「このサイトで詳しく話そう」とURL送信 | 絶対にクリックしない |
個人情報の詳細な質問 | 職場の住所や年収の具体的な金額 | 曖昧に返答するか話題を変える |
メッセージのやり取りが始まったら、相手の言動に注意深く観察することが必要です。気の合いそうな相手や魅力的な異性とマッチングしたとしても、金銭に関する話やURL・QRコードを利用した誘導などがあった場合はやり取りを中止したほうが無難です。
連絡先交換のタイミングには特に慎重になってください。最初から見抜くのは難しいため、信頼できるまではLINE・本名などの個人情報を教えないことが鉄則です。一般的には、数回のメッセージ交換を重ねてお互いの人柄が分かってきた段階で連絡先を交換するのが適切でしょう。急かしてくる相手には要注意です。
メッセージの内容も重要な判断材料となります。テンプレートのような画一的なメッセージを送ってくる相手や、プロフィール内容と矛盾することを言う相手は警戒が必要です。また、異常に褒めてきたり、早い段階で愛情表現をしてきたりする相手も注意深く観察しましょう。
実際のデートで心がけるべきこと
メッセージのやり取りを重ねて実際にお会いすることになった場合、さらに具体的な安全対策が必要になります。初回のデートでは特に慎重になることが大切です。
待ち合わせ場所の選び方

初回デートの待ち合わせ場所は、人通りが多く明るい公共の場所を選ぶことが基本です。駅の改札前や大型商業施設のエントランスなど、監視カメラがあり多くの人が行き交う場所が理想的でしょう。人気の少ない場所や相手の自宅近くでの待ち合わせは避けてください。
デートの場所についても同様に、人目があり安全性の高い場所を選びましょう。カフェやレストランなど、周囲に人がいる環境でのデートを心がけてください。初回から個室の居酒屋や相手の自宅に誘われた場合は、丁重にお断りすることをおすすめします。
時間帯も重要な要素です。初回デートは昼間の時間帯を選び、夜遅い時間帯は避けるようにしましょう。お酒を飲む場合も、自分の限界を把握し、飲みすぎないよう注意することが大切です。
友人や家族への報告の重要性

デート前の情報共有は安全のために欠かせません。信頼できる友人や家族に、デートの予定について詳しく伝えておくことをおすすめします。相手の名前、待ち合わせ場所、時間、デート場所などの情報を事前に共有しておけば、万が一の際に安心です。
デート中も定期的に連絡を取ることを習慣にしましょう。友人に「今から帰る」「無事に帰宅した」といった簡単な連絡をするだけでも、自分の安全を確保できます。もし何かトラブルが発生した場合、迅速に対処してもらえる体制を整えておくことが重要です。
初回デートの際は、自分の車ではなく公共交通機関を利用することをおすすめします。相手の車に同乗することは、行き先をコントロールされてしまう危険性があるため避けた方が良いでしょう。また、お金は必要最低限にとどめ、クレジットカードなどの貴重品の管理にも注意を払ってください。
これらの対策を実践することで、マッチングアプリでの出会いをより安全に楽しむことができます。マッチングアプリを使っている人の9割は普通に恋人を探していますが、残りの1割の悪質ユーザーから身を守るためには、適切な知識と対策が不可欠です。
被害を受けた際の対処方法

マッチングアプリで危険な目に遭った時、適切な対処をすることで被害の拡大を防ぎ、解決への道筋をつけることができます。
パニックにならず、冷静に行動することが重要です。被害状況に応じて、報告や相談の順序を考えながら対応していきましょう。
アプリ運営会社への報告手順
マッチングアプリで詐欺の被害に遭った場合は、すぐにアプリの運営元に通報してください。運営会社への報告は、他のユーザーを守るためにも最初に行うべき対応です。報告する際には、感情的にならず事実を整理して伝えることが大切になります。
まず、報告前に証拠となる情報を整理しておきましょう。相手とのやり取りや写真、被害が分かるものなどの記録を持って相談に行きましょう。運営に通報・報告する場合には、あなたが受けた被害の内容や具体的なやり取り、詐欺師の疑いがある相手のアカウント情報や相手の行動などを詳細に報告しましょう。
多くのマッチングアプリでは、アプリ内の「通報機能」や「お問い合わせフォーム」から報告できます。相手のプロフィール画面や設定画面から通報ボタンを探してみてください。メールでの問い合わせも可能な場合があります。
準備する情報 | 具体的な内容 |
---|---|
相手の情報 | ニックネーム、プロフィール内容、写真 |
やり取りの記録 | メッセージのスクリーンショット、通話記録 |
被害の詳細 | いつ、どのような被害を受けたか |
証拠となるもの | 振込明細、契約書、録音データなど |
アプリの利用規約に違反している場合や、詐欺などの不正行為が発覚した場合には、運営が問題のユーザーのアカウントを停止・抹消してくれる可能性があります。
ただし、運営元もお金を取り戻すために動いてくれるわけではありません。お金を取り戻したい場合には弁護士への相談が必要です。運営会社は他のユーザーの安全を守ることが主な目的であり、金銭的な補償は期待できません。
警察や消費者センターへの相談方法
運営会社への報告と同時に、公的機関への相談も速やかに行いましょう。被害の内容によって相談先が異なるため、適切な窓口を選ぶことが大切です。
金銭的な被害を受けた場合は、まず国民生活センター消費者ホットライン「188」へも相談しましょう。「188」は、最寄りの消費生活センターなどを案内する全国共通の電話番号です。国民生活センター消費者ホットラインである『188』に相談すると、最寄りの消費生活センターを案内してくれます。
身体的な危険を感じた場合や、脅迫、暴行を受けた場合は、そのまま警察に相談して構いません。最寄りの交番や警察署で警察官に相談すると、専門の係で詳しく調書を取ってくれます。マッチングアプリで詐欺の被害に遭った場合には、「詐欺罪」や「性犯罪」「恐喝罪や暴行罪」に該当する可能性があります。
警察への相談時には、以下の準備をしておくとスムーズに対応してもらえます。
相談先 | 対象となる被害 | 連絡方法 |
---|---|---|
消費者ホットライン188 | 金銭詐欺、商品購入強要 | 電話(24時間受付) |
最寄りの警察署 | 脅迫、暴行、性犯罪 | 直接訪問または110番 |
サイバー犯罪相談窓口 | 個人情報悪用、なりすまし | 都道府県警察のHP |
ただし、金品をだまし取られたりおどし取られたりしている場合、犯人が捕まったとしても金品を取り戻せる可能性は低いかもしれません。被害の内容によっては、警察ではなく弁護士に相談して、民事事件として金品を取り戻したほうが良い可能性もあります。
弁護士への相談を検討する場合は、マッチングアプリ詐欺に詳しい専門家を選ぶことをお勧めします。初回相談が無料の事務所も多いため、複数の事務所に相談してみることも有効です。
また、振り込め詐欺救済法に基づく口座凍結が利用できる可能性があります。銀行口座への振り込みによる被害の場合、もし口座やカードを不正利用されてしまった場合、銀行やカード会社に連絡すると無効化・再発行してもらえることがあります。金融機関への連絡も忘れずに行いましょう。
一人で悩まず、早めに相談してみましょう。被害を隠したり恥ずかしがったりする必要はありません。専門家のサポートを受けることで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。
まとめ
マッチングアプリの危険性は多岐にわたりますが、適切な知識と対策を身につけることで安全に利用できます。偽プロフィール詐欺や投資勧誘、個人情報の悪用など7つの主要リスクを理解し、危険なユーザーの特徴を把握することが重要です。
信頼できる運営会社のアプリを選び、プロフィール設定やメッセージ交換時の注意点を守り、実際に会う際は公共の場所を選ぶなどの基本的な安全対策を徹底しましょう。
万が一被害に遭った場合は、速やかにアプリ運営会社への報告と警察や消費者センターへの相談を行うことが大切です。正しい知識と慎重な行動により、マッチングアプリを通じた素敵な出会いを安全に楽しむことができるのです。
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