娘家族と離れて気付いたひとりの寂しさ。60代の私に訪れた、思いがけない恋のはじまり

正直、最初は「自分がマッチングアプリを使うなんて…」と思っていましたし、抵抗もありました。 最初にインストールしたアプリは、若い世代が多くてなかなかうまくいかず。 そんな中、いろいろ調べているうちに「ラス恋」に出会いました。年齢層が私に合っていそうだと感じ、利用を始めました。 男性がきちんと会費を支払っている仕組みにも信頼感があり、軽い気持ちの人が少ない印象を持ちましたね。

思いやりのある方と出会えたらいいなと思っていました。 プロフィールだけでは伝わらない部分も多いので、気になった方には自分から積極的に「いいね」を送って、やりとりの中で少しずつお人柄を知っていけたら…という気持ちで利用していました。

まず、住んでいる場所が近かったこと。そして…彼、タレ目なんですよ（笑） プロフィール写真がとてもやさしい表情で、すぐに惹かれました。 さらに、プロフィールに書かれていた趣味や嗜好が私とよく似ていて、「相性93％」という表示にも驚きました。 食べ歩きやゴルフに興味があると書かれていて、実は私も若い頃にゴルフをしていて、最近また始めたいと思っていたところだったので、共通点に親しみを感じました。 そんな偶然もあって、「この人と話してみたいな」と自然に思えたんです。 年齢は彼の方が8つ下ですが、還暦も近いのであまり気にしませんでした。 彼が気にするかなと思って聞いてみたら、「全然気にしていないよ」と言ってくれて、安心できました。

やりとりのテンポがとても合っていたんです。お互い忙しい中でも、時間があるときに自然と何度もやりとりできて。 会話の中には冗談もありつつ、優しさや思いやりが感じられて、彼の人柄に惹かれました。 私の仕事や家族のことも気にかけてくれるところに信頼感を持ちましたし、メッセージだけではわからない部分も知りたくなって、お会いすることを決めました。 ラス恋には通話できる機能がなかったので、「声も聞いてみたいな…」と思ったことも、会おうと思ったきっかけです。

2軒目のお店で、たまたま彼のお客様に会ったんです。 その時に「“うちのです”って紹介してもいい？」って言われて、「どうぞ〜（笑）」と答えました。 その後LINEを交換し、やりとりをずっと続けていましたが、2回目に会ったときに彼から「真剣に考えてもいいですか？」と聞かれて、「もちろんです、お願いします」とお返事しました。 その日が私たちの記念日になりました。

ほぼ毎週会っていますが、印象的だったのは、彼の地元に連れて行ってもらった日です。 彼の古くからの友人を紹介してくれて、すごくうれしかったです。 ある日、彼の後輩たちの飲み会と私とのデートが重なっていて、「今日は行けない」と伝えていたみたいなんですが、帰り際に連絡がたくさん来て（笑）急きょ顔を出すことになったんです。 そんなハプニングも含めて、楽しい思い出ですね。

自分から「いいね」をするのって、ちょっと勇気がいりますよね。 でも「却下されたらどうしよう」とか、あまり気にしすぎない方がいいと思います。 無料で「いいね」できるのに、使わないのはもったいない！ マッチングするのはその中の一部ですし、マッチングしても合わない方ももちろんいます。 でも、やりとりできた方には、ちゃんとリスペクトを持って接するのが大切だと思います。 勇気を出して一歩踏み出せば、きっと素敵な出会いが待っていると思いますよ。